2015年04月27日 (月) | 編集 |
すっかり暖かくなったので、「フィラリアの検査と予防はまだしなくても大丈夫なの??」という
問い合わせをいただくようになりました。

少し前から蚊が飛び始めていますが、まだ早いです。
まだしなくてもというより、今はじめても無駄になってしまいます
まず検査ですが、去年の予防が成功しているかどうかを確かめる目的で実施します(猫は検査の必要はありません)。
感染してから早くても5ヵ月半ぐらい経たないと検査しても解らないので去年の11月中旬に感染していた場合、
今年の5月ぐらいにならないと検査しても見つけられません
お薬のスタートは5月下旬ぐらいがいいと思います。
予防薬と言っていますが駆虫薬なので感染期間が始まる前に使っても効果がなく、お薬が無駄になってしまいます
体に入って2週間ぐらい経って少し成長したフィラリアを薬がやっつけます。


兵庫の感染期間は5月に入ってから始まるので、今から薬をスタートしてもダメということになります。
ちなみにプロ野球のキャンプ地に使われる暖かいイメージの宮崎県でも、実は感染期間は兵庫とほとんど同じ
なのです


(DSファーマアニマルヘルスのHPから抜粋)
ここ数年、猫の死因として注目されるようになってきた猫のフィラリア症ですが、猫10匹に1匹が感染しているという
報告(実数ではなくいくつかの報告からの推定)もあるぐらい無視できない病気になっています
お家に蚊が入ってくる環境の場合は、背中に垂らすお薬で簡単に予防できるのでしてあげてくださいね。
あと、間違った情報が出回っているみたいなので要注意です
「フィラリアに感染しても簡単に駆除(治療)できるので、怖い予防薬は使わない」というものですが、
とんでもない話です。
フィラリアの成虫駆除はかなり厄介です。
駆除は簡単かもしれませんが、死んだフィラリアが肺の血管に詰まるのでその部分の肺がダメになってしまいます。
寄生数が多い場合は、フィラリアが一気に死ぬことにより命に関わるので入院での駆除になります。
あと、予防薬はアメリカでは獣医が処方する薬の中で一番安全というぐらいなので、やはり予防が大切です。
最後に、フィラリア予防でもっとも重要なのは5月から毎月1回、欠かさずに12月までお薬を与えきることです
~~~~~~~~~~~~~~~
アッシュ犬猫クリニック
西宮市の夙川にある動物病院です
~~~~~~~~~~~~~~~
問い合わせをいただくようになりました。

少し前から蚊が飛び始めていますが、まだ早いです。
まだしなくてもというより、今はじめても無駄になってしまいます

まず検査ですが、去年の予防が成功しているかどうかを確かめる目的で実施します(猫は検査の必要はありません)。
感染してから早くても5ヵ月半ぐらい経たないと検査しても解らないので去年の11月中旬に感染していた場合、
今年の5月ぐらいにならないと検査しても見つけられません

お薬のスタートは5月下旬ぐらいがいいと思います。
予防薬と言っていますが駆虫薬なので感染期間が始まる前に使っても効果がなく、お薬が無駄になってしまいます

体に入って2週間ぐらい経って少し成長したフィラリアを薬がやっつけます。


兵庫の感染期間は5月に入ってから始まるので、今から薬をスタートしてもダメということになります。
ちなみにプロ野球のキャンプ地に使われる暖かいイメージの宮崎県でも、実は感染期間は兵庫とほとんど同じ
なのです



(DSファーマアニマルヘルスのHPから抜粋)
ここ数年、猫の死因として注目されるようになってきた猫のフィラリア症ですが、猫10匹に1匹が感染しているという
報告(実数ではなくいくつかの報告からの推定)もあるぐらい無視できない病気になっています

お家に蚊が入ってくる環境の場合は、背中に垂らすお薬で簡単に予防できるのでしてあげてくださいね。
あと、間違った情報が出回っているみたいなので要注意です

「フィラリアに感染しても簡単に駆除(治療)できるので、怖い予防薬は使わない」というものですが、
とんでもない話です。
フィラリアの成虫駆除はかなり厄介です。
駆除は簡単かもしれませんが、死んだフィラリアが肺の血管に詰まるのでその部分の肺がダメになってしまいます。
寄生数が多い場合は、フィラリアが一気に死ぬことにより命に関わるので入院での駆除になります。
あと、予防薬はアメリカでは獣医が処方する薬の中で一番安全というぐらいなので、やはり予防が大切です。
最後に、フィラリア予防でもっとも重要なのは5月から毎月1回、欠かさずに12月までお薬を与えきることです

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アッシュ犬猫クリニック
西宮市の夙川にある動物病院です
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