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西宮市の夙川にある動物病院のブログです
今回こそワクチンについて
2015年04月16日 (木) | 編集 |
前回、ワクチンについて書くつもりが脱線したまま、一人満足して終了してしまいました。。。
今回こそ書きます

日本では犬も猫も混合ワクチンを毎年接種することが、昔も今も当然のことと認識されていて
本や雑誌などにもそのように書かれています。
ほとんどの人は、「よく解らないけど注射しないといけないみたいだから受けている」といった状態だと思うので、
少しでもワクチンについて理解してから注射を受けて欲しいのですが、残念ながら時間の都合上、
どこの動物病院でも説明していないのが現状です
今までに受けた質問などで思い浮かんだものをいくつか書いてみたいと思います。

Q.ワクチンを受けてなくて病気にかかったらどうなるの?
A.ウイルスの種類によって症状は違いますが、治療はウイルスをやっつける有効な薬はないので対症療法
 (症状を抑える治療)が主体で、通常は入院治療になります。
 治療しても助からないこともあり、若齢や高齢で免疫力や体力が弱っている場合は致死率が高くなります。

Q.ワクチンをしてると病気にならないの?
A.病気を完全に防げるわけではないですが、もし病気になっても軽症ですみます。

Q.ワクチンの副作用ってどんな症状があるの?
A.治療しなくても治るような軽症のものから、かなり珍しいですが命にかかわるような重症なもの
 (アナフィラキシーショック、免疫異常)まで色々なものがあります。
 よくみられるのは、「微熱が出て少しだるそう」、「嘔吐や下痢」、「顔がはれる」といったもので、
 症状の程度によっては治療が必要になります。

Q.副作用って実際よくあるの?
A.当院の場合は、嘔吐や下痢で治療が必要かどうかぐらいの軽症なのものが年に3件ぐらいで、
 命に関わったり入院治療が必要な重症なものは、開業して8年目になりますが0件です。

Q.何度も同じワクチンを受けて副作用がでたことがないから、次回も副作用はでない?
A.副作用がでない保証はありません。
 特にアレルギーに関して理論で考えれば、初めてのときよりも回数を重ねてからのほうが
 起きやすいといえます。

Q.ワクチンを受けた後に顔が腫れたので、ワクチンの種類・メーカーを変えれば副作用は大丈夫?
A.種類やメーカーを変えても副作用がでない保証はなく、次はもっと大きな副作用がでて命に関わる
 可能性があるので、ワクチンでアレルギー症状がでた場合は、原則的に全てのワクチン接種は
 控えなければいけません。 

Q.副作用が気になるんだけど、ワクチンは毎年受けないといけないの?
A.基本は毎年です。
 犬で5もしくは6種、猫で3種混合のワクチンを受けられている場合は、「1年ごとに血液検査をして
 免疫がなくなってきたら注射をするという方法」が選択できます。

Q.狂犬病ワクチンと混合ワクチンは一緒にできる?
A.原則できません。
 昔は一緒にしてた病院もあるということも聞きますが、副作用やワクチンの効果などを考えると
 間隔をあけて実施しないといけません。

Q.ワクチンを受けた翌日にシャンプーは可能?
A.ワクチンの後、3日ぐらいは激しい運動やシャンプー、遠出は控えてください。

今年は気候がすごく不安定だったので、桜がいきなり咲いてあっという間に散ってしまいましたね
さくら(2015)
今年の夙川の桜です

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アッシュ犬猫クリニック
西宮市の夙川にある動物病院です
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