9月も半ばだというのに、真夏並の暑い日が続いてますね
最低でも今週いっぱいは、この暑さが続くみたいなのでえらいことです
まだまだ熱中症で救急搬送される人が多いので、ワンちゃんも気を付けないといけないですね。
ワンちゃんは、ヒトやネコちゃんに比べて体温調節が下手なので、熱中症のリスクが高いのです
とくに飲水量が少なめで脱水気味になっていると、夕方のそんなに長くないお散歩で熱中症になったり、
ヒトが快適と感じるような気温であるにもかかわらず熱中症になってしまうことがあります。
熱中症にならないためには気温(室温)も大切ですが、水分摂取を気にしてあまりお水を飲まないようであれば、
少し何か風味づけをしたり工夫をしてみて下さいね
あと熱中症の初期症状ですが、
・ 呼吸が速い
・ 脈が速い
・ 吐き気
・ 下痢
・ 脱水
・ 沈うつ(元気がない、うつろな感じ)
・ 体温の上昇
・ 粘膜の充血
といったところがよく見られる症状です。
熱中症は治療が遅れると助からない恐い状態なので、熱中症の疑いがある場合はお家で様子を見ずに
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください
(研究での熱中症の死亡率は25〜50%であることが判明しています)
そして、病院に着くまでに何かできること、したほうがいいことは、やはり体温を下げるために冷やすことです
ただし、熱中症の犬は体温調節の能力がうまく働かなくなっているので、
冷やしすぎて低体温になると回復できません。
ですので、あまり過激に冷やそうとはしないでくださいね。
お勧めの方法は、
・ 保冷剤を腋や内股、首や頭にあてる。
(太い血管が皮膚の近くを走っているので、効率的に体温を低下させることができます)
・ 毛をぬるめの水で濡らして、風を送るか、風が通る場所に寝かせる。
してはいけない方法は、
・ 冷水に浸したタオルでワンちゃんを覆ってはいけません。
(冷水はすぐに温まって、断熱材のようにワンちゃんを包んでしまうからです)
暑い日が続くことについての世間話というかとりとめのない話を書こうと思ってたら、
熱中症の話になってしまいました
次回は、今回書こうと思っていた雑談を書こうと思います
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 アッシュ犬猫クリニック 西宮市の夙川にある動物病院です 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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