前回、捨て台詞で「次回は病気のことについて」と書いたので、どの病気について書こうかなと思っているうちに
かなりご無沙汰になってしまいました
9月17日(木)、19日(土)の21時半〜23時半に8月のつづきで平田先生の血液病学、廉澤先生の腫瘍症例検討会に参加したので、
良い題材が見つかると思っていたのですが、私にとってはためになる内容でしたがブログに書くとなると、、、
という感じですっかりあてが外れて途方に暮れていました
そうこうしているうちにもう10日になり「最近、ブログ更新してないですね」というメールをいただくぐらいほったらかしにしてしまいました
ようやく重たい腰をあげることになったわけですが、今回は心臓病の検査について簡単に書いてみたいと思います
なぜ心臓病の検査を選んだのか
心臓病はお年をとるとともに格段に発症するリスクの高くなるので高齢化の現在ではごくごく身近な病気であること。
ときどき何の検査もせずに咳をしているというだけで心臓病と診断されお薬を処方されているワンちゃんが来院しますが、
診察してみると心臓病ではないということが割とあるからです。
心臓病の一般的な検査としては聴診・心電図・レントゲン・エコー(超音波検査)がありそれぞれ特徴があります。
・聴診・・・心拍数、リズム、雑音(異常血流の音)、肺の音など情報が多く、ある程度病気を推測することができたりする非常に重要な検査です
・心電図・・・主に不整脈の診断に威力を発揮しますが病院では緊張のため不整脈が観察されないことも多いため、
2,3日つけたまま生活して24時間心電図を記録できる携帯型の機械を使用しないと診断できないことも多いです。
・レントゲン・・・心臓の大きさ形とともに大動脈、大静脈などの主要な血管や気管、肺、リンパ節などを診ることができます。
(ちなみにこの心臓は大きくなっていて、肺に水が貯まって白くなっています)
仰向けのレントゲン写真で真ん中の白い物体が心臓です(周りの黒い部分が肺です)
・エコー(超音波検査)・・・心臓の動き(収縮力)、心臓内の血液の流れ、血液の流速、心臓内部の異常などが解ります。
この5年ぐらいでカラーの超音波検査機械が普及したことにより、一般的な検査になりました。
(一緒に画面を見てるかのような写真ですね)
(ワンちゃんで一番多い僧帽弁閉鎖不全症)
このように検査方法によって得られる情報が違うので、それぞれの検査結果を総合的に判断して診断・治療を行っていきます。
かなり大まかに書いたので参考になるでしょうか??
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アッシュ犬猫クリニック 西宮市の夙川にある動物病院です
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