西宮市の夙川にある動物病院のブログです
キャナイン6・キャナイン9の自主回収(2016年11月)の概要
2017年01月15日 (日) | 編集 |
今回は昨年11月4日に起きた犬の混合ワクチン(キャナイン6,9)の自主回収についてのお話です。
(当院で該当ワクチンを接種した犬の飼い主さんには、直後にハガキでお知らせ済みです)

なぜ今更記事にするのかというと、ワクチンを製造販売した
微生物科学研究所(京都微研)が自主回収を公表していないために
飼い主さんに情報が届いていない可能性が高いからです。
(現在、微生物科学研究所(京都微研)は2件の法律違反により
農林水産省から行政処分が執行され、12月21日~1月29日まで
営業活動および製造業務の停止処分中です)


詳細は長くなるので次回書くことにして、重要な部分を先に説明します。
自主回収は、キャナイン6ⅡSLとキャナイン9ⅡSLに含まれている
パラインフルエンザウイルスコロナウイルスに対してのワクチン効果が不十分な可能性があるというのが理由です
(安全性に関しては問題ありません)。

ワクチンの有効性が不十分の可能性があって自主回収するが、
飼い主さんに対するお知らせや説明はしません。」
というのが京都微研の方針(11月7日に電話確認済み)なので、
ワクチンを実施した動物病院がアナウンスしなければ飼い主さんは
知らないままなのです。
(ちなみに京都微研は動物病院にも説明どころかFAXでの連絡すらしていません)


この自主回収で影響を受ける犬と飼い主さんはというと、
キャナイン6ⅡSLのLot21以前のロットとキャナイン9ⅡSLのLot23以前のロットを注射して、
それから新たに混合ワクチンを受けていない方達です。
(Lotナンバーはワクチンの証明書に貼ってあるシールに記載されています)
コロナウイルス(胃腸炎)に関しては、5種混合や7種混合ワクチンには含まれていないぐらい
重要ではないウイルスなので、あまり気にされなくてもいいように思います。
パラインフルエンザウイルス(風邪症状)に関しては重要性は低いことが
多いですが、地域や環境によっては重要性が高いこともあるので、
どうするかを(血液検査で有効性の確認もしくはワクチンの追加接種、
無処置など)ワクチンを受けられた動物病院もしくは
京都微研(お客様相談窓口 0774-22-4547)に相談されてみてください。


有効性が確認できていないのはワクチンの中でも重要性が低いウイルスですが、
該当される方に知らせる責任・義務と該当される方の知る権利があると思ったので、
記事にしました。

次回、もう少し詳しく書こうと思います。

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アッシュ犬猫クリニック
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