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西宮市の夙川にある動物病院のブログです
5月と6月の診療日のお知らせ
2016年04月26日 (火) | 編集 |
5月と6月の診療日のお知らせです

最近よく聞かれるのですが、フィラリアの検査の時期は5月をお勧めしています
理由は去年の11月に感染していた場合、早くても5ヶ月半~6ヶ月ぐらいたたないと
検査しても診断できないからです。

フィラリアのお薬は5月下旬からのスタートで大丈夫です
ときどき3月や4月から始めている方がおられますが、お薬が無駄になってしまいます

あと、蚊に刺される環境で過ごしている猫ちゃんにもフィラリア予防をしてあげてくださいね
(ちなみに猫ちゃんは検査は要りません)

カレンダー(2016.5-6)

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アッシュ犬猫クリニック
西宮市の夙川にある動物病院です

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飼う前に知っておいてほしいスコティッシュ・ホールドの遺伝病
2016年04月26日 (火) | 編集 |
ここ数年、ブームということでテレビやネットでを見る機会も多くなり、
好きじゃなくても常に人気上位のスコティッシュ・ホールドのことは知っている方は多いんじゃないかと思います
それほどメジャーな種ですが、特殊な遺伝病のためにヨーロッパでは純血種として公認していない団体もあります。
(注)遺伝病を必ず持っているわけではなく、正しい交配をしていれば遺伝病が出る確率は低くなります。

スコティッシュ・ホールドの名前の由来は、特徴的な「折れ耳」からきています。
その名前のおかげでスコティッシュ・ホールドは全て「折れ耳」だとたいていの方が思われていますが、
実は一般的なと同じ「立ち耳」のスコティッシュ・ホールドもいっぱいいるのです
スコティッシュ1

推奨される交配方法では、スコテッシュとアメリカンショートヘアーもしくはブリティッシュショートヘアーを
掛け合わせるので、「立ち耳」のこも生まれます。
「折れ耳」同士の交配をすると「折れ耳」のこが生まれますが、遺伝病の観点から禁忌です

この名前の由来である「折れ耳」を持っている猫は、骨の病気(骨軟骨形成不全症)を遺伝的に持っています。
ほとんどの猫はレントゲン検査で軽い異常が見られるぐらいで症状もなく普通に暮らせますが、
「折れ耳」の遺伝子が強い場合は、幼少時からお薬を飲んでも痛くてじっとしているぐらい重症になってしまいます

スコティッシュ5
正常な猫の左後ろ足のレントゲン写真(インターズー 犬と猫のX線解剖アトラス 参照)

スコティッシュ3
骨軟骨形成不全症の後ろ足のレントゲン写真(インターズー clinic note 58 参照)


そして生まれつきの心臓病や腎臓病を持っていることもあります。

飼う前に知っておいてほしいと思ったのはこの遺伝病のことです。

「折れ耳」のスコティッシュ・ホールドを飼うということは、ひょっとすると重症の骨軟骨形成不全症を
持っているかもしれません。
子猫を飼い始めてすぐに症状が出ることもあります。
そういう可能性があることを納得した上で家族として迎え入れないと、
思い描いていた生活とのギャップが大きくて愕然となるでしょう。

一緒に暮らして家族となってしまっていたら、物とは違うので交換や返金で
簡単に済む話ではないので絶対に知っておいていただきたいのですが、
案外スコティッシュを飼っていても知らない人が多いです
(ペットショップで遺伝病についての説明がないみたいです)

ビックリされるかもしれませんが、こんなに人気がある猫種の有名な遺伝病なのに
この病気を知らない獣医師も稀にいますので気をつけてくださいね

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