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西宮市の夙川にある動物病院のブログです
肺腫瘍について(前回の続き)
2013年01月22日 (火) | 編集 |

今回は無事?に前回の続きで肺腫瘍について書きたいと思います


 


「うちのこ、最近よく咳をするんですけど肺がんでしょうか?」と時々聞かれるのですが、


実は咳の原因で肺ガンを真っ先に疑うことはありません。


というのも犬では肺がん自体が珍しく、もし肺がんだったとしても咳が出る確率は50%ぐらいと言われているからです。


それでは、当院で手術したワンちゃんの場合はどうかというと、やはり咳はでていませんでした。


それじゃあなぜ肺がんがあるのがわかったのかというと、


心臓病(弁膜症)の定期検診のレントゲン検査で偶然発見されたので、ビックリでした


(このとき体調面で変わったことはなく、元気食欲もありました)


 


肺がんだけじゃなく、大体の病気はかなり進行するまで無症状です


何かしらの症状がでていて元気食欲もなくなってからだと手術ができない手遅れの状態になっていることが多いので、元気に暮らしていても(元気だからこそ)定期検査は大切なんです。


(赤ちゃんの時のしらたま)




当院で手術したワンちゃん、発見が早かったので手術から1年2ヶ月経過して現在12歳になりましたが、手術前と変わらず元気に過ごしています


(心臓の弁膜症もたいして進行していません)


ちなみに心臓の弁膜症があるから全身麻酔をかけれないと動物病院で言われることがあるみたいですが、


元気に走ることができている状態なら全身麻酔ができる可能性が高いので、


他の動物病院で診察を受けてみるのもいいかもしれません


 


今回のお話のワンちゃんは、飼い主さんから写真使用の許可がもらえなかったので、


残念ながらレントゲンや手術の写真をお見せできません。


文章だけではどんなことをしているのかイメージできないですよね


次回、肺葉切除ではありませんが、写真の使用許可がいただけた去年実施した開胸手術のお話をしようと思います





(大きくなったしらたま)


 


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 アッシュ犬猫クリニック  西宮市の夙川にある動物病院です


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久しぶりに病気のお話
2013年01月19日 (土) | 編集 |

前(2012年2月)の続きで肺葉切除術について書こうと思います




肺葉切除術というのは、肺を部分的に摘出することなのですが、


なぜ「肺部分切除」じゃなく「肺葉切除」という言い方をするのかというと、


犬の肺は葉っぱ状に分かれているからなのです。


(SURGEON66、インターズー)


肺の腫瘍は一つの肺葉に限定されることが多いので、悪い肺葉だけを根元から切除・摘出することができます。


2つ以上の肺葉が侵されていたとしても、条件付きではありますが最大で肺の全容量の50%(複数の肺葉)を摘出することも可能です


 


去年(今となっては一昨年)、当院で肺葉切除の手術を実施した理由は肺がんでした(今も元気です)。


犬の肺腫瘍は、全腫瘍中約1%で悪性(がん)の割合が90%以上といわれていて、


都会や喫煙家庭犬に多い傾向があります




人間ではタバコの話題のときによく肺がんが出てくるのでよくある病気のイメージがありますが、


犬では他の場所のがんが肺に転移することは多いですが最初から肺に腫瘍ができることは珍しいのです


どれぐらい珍しいかというと、日本での動物がん治療の草分けである麻布大学腫瘍科の手術件数報告をみると、


1985年〜2010年の15年間で肺腫瘍摘出手術を実施したのは58件ということなので、


大学病院でも1年間に4件もない計算になります




民間の病院ではどうでしょう?


試しにyahooで「動物病院 手術件数」と入れて検索してみました


検索結果順で1番目、2番目の病院の年間手術件数は839件と2931件でしたが、肺腫瘍の手術は0件でした(肺に限らず胸の中に病気があるときに実施する開胸手術も0件)。


10人以上の獣医師が勤務する規模の動物病院でそんな感じですので、


肺腫瘍の手術を実際に見たことのない獣医師はかなり多いと思います


 



長くなってきたので、また続きは次回(おそらく今月中)。。


 


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迷い猫(続報)
2013年01月11日 (金) | 編集 |

先日、お知らせした迷い猫のドットちゃんが、昨日無事に自分で家に帰ってきたとのお電話をいただきました


少しやつれた感じみたいですが、まずは見つかって良かったです


心配してくださってた方々、ありがとうございました




迷い猫の場合、半年や1年経ってから帰ってくるケースもあり、その間の探しながら待っている家族の心労は


計り知れないものがあります。


私の実家の猫が7年前ぐらいに一度だけ家出をしてしまったことがあり、戻ってくるまでの3週間、私の母は何も手につかず憔悴しきっていました。


近い将来、ネコの居場所が判るような機械が発明されて、迷い猫という悲しい状態が早くなくなってほしいですね




 


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迷い猫
2013年01月08日 (火) | 編集 |

家出した猫を探しています




当院で治療中のネコちゃんなのですが、6日未明に外に出たいと言うので


ご家族が出してあげてから帰ってこないそうです。



特徴:左の目と耳の間に十円玉ぐらいの赤くただれた傷(かさぶたになっているかも)があるのと、


    傷をひっかくために写真の通り、エリザベスカラーをしています(左耳は写真では折れていますが、


    普段は右耳同様に正常な形をしています)。


    去勢手術済みの男の子です。


場所:当院から歩いて2,3分ぐらいさくら夙川方面に歩いたところにお家があります。




もし見かけられたら、まずは当院までご連絡いただけると幸いです


アッシュ犬猫クリニック  0798-71-7108





臨時休診のお知らせ
2013年01月07日 (月) | 編集 |

明けまして おめでとうございます


皆さんは、どのようなお正月を過ごされましたでしょうか?


私は12月中からこじらせていた風邪にやられて寝正月でした


 


年末、のどがイガイガして診察中に咳き込んでいると、


心優しい飼い主さんが心配して「ハチミツが良いよ」とアドバイスをくださって良くなってきてたのですが、


年明けから今度は咳のしすぎで肋骨付近に痛みが。。


おとつい、同じ飼い主さんにそのことを告げると「先生、からだ弱〜い」と笑われました


 




そんなことはおいといて、お知らせです


1月20日(日)臨時休診となりますので、ご注意下さい


 


ちなみに1月13日(日)、14日(月・祝)の連休は、平常通り午前中のみの診療です


 



 


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